Switch To

手札をなくすだけのシンプルなゲーム性。ただしあなたは何手で手札をなくせるか、宣言しなくてはならない。
宣言した分、トークンがもらえる。カードを出すには、何枚だろうとトークンを一個支払うんだ。
トークンがなくなればパスしかできなくなる。トークンが余れば減点だ。出せなかった手札も……減点だ。

ちがうんですよ。スイッチ2がめちゃくちゃな人気だったので、ゲームマーケットのにぎやかしにパロディゲームを一個出そうと思って、ほんの数十個作ればいいかと適当なゲームを考えるつもりだったんです。
イラストもトークンもパク……いえ、パロディですから、そういうわけだったんです。でも、かなり良いゲームが完成してしまいました。
カンタンに言うと自分がカードを出す回数をビッドするゴーアウトなんですが、パスするたびにそのビッドを示すトークンのうち1個をワイルドカードに変換(スイッチ)できる(もちろんビッドは1減るしやらなくてもいい)のでパスの回数も見越してビッドする、みたいなアインシュタインもにっこりの、ゴーアウトの醍醐味たる手札の中での役の切り崩しと温存、すなわちエスタブリッシュを残り手番数とワイルドカードを天秤にかけながら楽しむ正真正銘の王道を行く最新のゴーアウトでございます。
本当は220万個売りたかったけど素晴らしい出来なので、このアカンかんじのテーマであんまり世に出したくありませんから、少しにしました。ほんとにね。広く世に出てみんなに遊んでほしいので、ゲームマーケット秋にはしっかりとしたオリジナルのアートワークで立派に作り直すつもりです。
この春の分を買っていただいた方の感想なども参考に、より素晴らしいものに出来ればと思いますので、このゲームを手に取り損ねた方は、秋を楽しみにお待ちいただければと思います。
逆に申し上げるなら、このたびの危ういパロディ行為は今回限りですので、そういう冗談が好きな方はこの春、ふるって四等星にお越しください！

https://x.com/mori_boardgame