BENGARA（べんがら）

2人対戦
町づくりタイル配置
アクション選択＆手番順のオープンドラフト

◆ゲームの背景
弁柄(べんがら)とは、酸化鉄から抽出される赤色の塗料です。
現在の岡山県高梁（たかはし）市にある吹屋(ふきや)地区は、江戸時代中期より弁柄の一大産地として名を馳せ、この赤色塗料がもたらした富により繁栄を極めました。
山間にある小さな鉱山の採掘地だったこの地の建物は、弁柄が使われた赤い壁と赤い石州瓦で彩られ、それらが整然と居並ぶさまは、さながら赤い回廊のようでした。
この特異な町並みは、弁柄で財を成した豪商たちが示し合わせて計画的に作られたものであり、当時としては稀有な先進的思想によるものでした。
現在も残るこの美しい風景は、今なお訪れた人々に、深い感銘と郷愁を与え続けているのです。
BENGARAは、そんな吹屋の町並みづくりをモチーフにした2人用のタイル配置ゲームです。

ゲームの概要が分るブログ記事はこちらからご覧いただけます。
ゲームマーケット2025秋会場での販売にあたり、取り置き予約を受け付けております。
ご予約はこちらのフォームよりご入力ください。
なお、規定の予約数に達するか、11/19(水)23:59になりましたら、取り置き予約を終了させていただきます。
ルールブックはこちらから閲覧いただけます。（データ容量:15.5MB）
※容量が大きいデータにつき、閲覧時にはご留意ください。
カード効果などを記載したサマリーデータはこちらから閲覧いただけます。（データ容量:1.8MB）

◆内容物
BENGARAの内容物は、ゲームのメインとなる建物タイル、各種資源キューブやチップ、カードなどで構成されています。

◆ゲームの概要
BENGARAは、様々な建物を模したイラストが描かれたタイルを配置して、2人のプレイヤーで一つの町を作っていきます。
タイルを配置することで建物の建築を行い、ゲームが進むと段々町並みがにぎやかになっていきます。

プレイヤーが行うのは、アクションの選択と実行です。
アクションは、大きく分けて3種に分かれます。
●資源を得るアクション－「休息」、「商売」、「生産」、「取引」
●様々な効果のカードを得るアクション－「要望」
●建物の建築を行う－「急造建築」、「建築」
アクションボードに労働者コマを配置することで選択します。
各プレイヤーは、2個ずつ労働者コマを持っています。

◆ゲームの特徴①
BENGARAの特徴の一つは、プレイヤーが行うアクションの選択が、次ラウンドの手番順も決定されるオープンドラフト形式のシステムです。
最初のラウンドこそ手番順にアクションを選択していきますが、次ラウンド以降は、前のラウンドでより左側にあるアクションを行った労働者コマから、アクションを選択していきます。
2人対戦のこのゲームでは、お互いのやりたいことや欲しいものがある程度見えているので、手番順の前後はとても重要な要素になります。

◆ゲームの特徴②
BENGARAのメインとなるアクションは、建物の建築アクションによるタイル配置です。
建物タイルには、その配置の仕方により様々なボーナスをもたらすアイコンが書かれています。

さらに、建物タイルには、「道」という概念があり、「道」で全て囲われたタイルは「区域」になります。
特定の条件を満たした「区域」は、手札である要望カードの達成条件を満たすことができます。
要望カードの達成により、ゲーム中の追加の資源や、ゲーム終了時の勝利点をもたらすなど様々な恩恵があります。

自分が取りたいタイルやカードを優先するか、手番の速さを取るか、相手は何を優先して取ってくるか、様々な思惑と悩ましさが詰まったシステムになっています。

◆ゲームの特徴③
BENGARAで配置していくタイルには様々な建物が描かれています。
住宅、商店、加工所、館、神社、学校など、舞台とした備中吹屋地区の美しくも懐かしい雰囲気の建物のイメージから、ひとつずつ描き起こしました。

ゲームの終了時には、これらの建物による町並みを模した風景がテーブル上に広がります。

◆ゲーム制作
すてきな山のゲームでは、ゲームシステムをヒガビトが担当し、アートワークをNEO枯山水が行っています。
更に今回、「ぼーず（勝利点）」（@bozontheboard）のＸアカウントで活動されている、西田誠氏にルールライティングを行っていただきました。
ルールの洗練と明瞭さへの多大なるサポートをいただき、より面白いゲームへと進化できたと思います。
BENGARAは、すてきな山がリリースする、ゲームマーケット2025秋の新作ゲームです。
ゲームマケット当日は、ブースにて試遊も行っていますので、お気軽に「E46」（両日）へお越しください。