アナフィラキシー
即死系トリックテイキング
『アナフィラキシー』はハチカードを取ると得点になるトリックテイキングゲームの1つです。
ただし、同じ色・同じ数字のハチを2回獲得すると、アナフィラキシーショックを起こして脱落(0点)してしまう危険があります。
特殊なカード構成で4色各7枚(1234455)、各色の4と5は2枚ずつあり、これがハチカードになります。
ここで重要になってくるのがラウンドで2回だけ使えるパスの権利です。
マストフォローのため一見手札運が強そうですが、危なそうなタイミングではマストフォローの原則を無視してパスすることもできます。
パスをするとラウンドでの追加点が5点→3点→0点と減っていくのでタイミングは見極めましょう。
さらに、アナフィラキシーでは特殊な切り札ルール(サイクルトランプと呼んでいます)を採用しています。基本的にはリードが強いのですが、リードに対しての切り札ならそれを覆せます。切り札は「青(💧)は赤(🔥)に強い」のようなポケモンの弱点関係になっています。
これによってフォローできない時でも、他の人が既に持っている安全な4・5が出たときに狙って勝ちにいくことも可能です。
この切り札の関係はパスカードやカードの数字下の白枠にあるので特段覚えておく必要もなく分かりやすくなっているかと思います。
また、意地悪なことに(かつ面白い部分として)アナフィラキシーでは【先勝】です。
これによって不用意に4や5を出すと後の人が同じカードを出して一撃で即脱落となることもありえます。
手札を配った後、全員で2枚を右隣に同時に渡します。つまりここで2枚あるうちの1枚を渡せばこの状況を【意図的に】作り出すことも可能です。
得点は獲得したハチカード(4・5)1枚ごとに現在のラウンド数分の得点、つまり1ラウンド目では1枚1点、4ラウンド目では1枚4点となります。
ゲームが進むにつれて得点も増えるので序盤に失敗したとしても逆転も可能です。
反対にパス残しのボーナス得点は終始変わらず、2回残しなら5点、1回残しなら3点と最初のラウンドではハチの得点よりも高いのでパスを残して生き残る方が多くの点数を獲得できます。
ラウンドが進むにつれてハチの点数の方が高くなるので、最終的にはパスで回避しつつハチを集めることになり少しずつ味わいが変わります。
32枚というミニマルな枚数の中に、このような様々な工夫を凝らしているので初手からヒリヒリとしたトリテ特有の緊張感を体験できます!
遊べるイベント
遊べるイベントはありません
レビュー
基本情報
日本語表記 | アナフィラキシー |
---|---|
英語表記 | Anaphylaxis |
参加人数 | 3人〜4人 |
プレイ時間 | 15分前後 |
発売日 | 2025/5/17 |
特徴 | 動物 環境/自然 医療 カードゲーム トリックテイキング |