マンカラを徹底解説 ルール/遊び方、レビューを紹介
世界最古と言われる人気ボードゲーム「マンカラ」。その概要、ルール・遊び方、シリーズ・拡張パックの種類と選び方、攻略のコツ・ポイント、オンラインでプレーする方法、レビューをご紹介します。
マンカラとは
マンカラとは、アフリカが起源とされている世界最古のボードゲームの一つです。その歴史は紀元前4000年に遡り、ローカルルールは100個以上もあると言われています。また名称も様々で、カラハ、オワリ、スンカなど、国や地域によってそれぞれ異なります。
なお、世界最古のボードゲームとして「セネト」も有名です(ツタンカーメンがプレイしたとも言われています)。

難易度 | ★★☆☆☆ |
---|---|
プレー人数 | 2人 |
標準プレー時間 | 10分~15分 |
オンライン | 〇 |
対象年齢 | 8歳~ |
マンカラのルール・遊び方
マンカラは2人対戦のボードゲームです。
その歴史の長さから遊び方は広く派生し、ローカルルールは100個以上にも上ります。この記事では幻冬舎から販売されている「マンカラ・カラハ」の遊び方ガイドに記載されている「マンカラ・ベーシック」をご紹介します。
準備
12個のポケットに駒を4個ずつ入れるだけで、盤面の準備は完了です。ポケットは手前の列の6個が自分の陣地、奥の列の6個が相手の陣地です。両脇の四角いスペースはゴール(詳細は後述)となります。
適当な方法で先攻・後攻を決めます。


①ポケットを選ぶ
まず、自分の陣地のポケットからどれか一つを選びます。必ず1個以上駒が入っているポケットを選ばなければなりません(駒が0個のポケットを選ぶことはできません)。
②ポケットの中にある駒を動かす
選んだポケットの中に入っている駒をすべて取り、右隣のポケットから反時計回りに1個ずつ駒を置いていきます。ゴールや相手の陣地を通過する場合には、そこにも駒を置きます(ゴールに入った駒はそれ以上使いません)。
すべての駒を置き終わったら、後攻の手番になります。
最後の1個がゴールに入れば、もう1手できる
すべての駒を置き終わったとき、最後の1個がゴールに入った場合は、連続して自分の手番を行なうことができます。最後の1個がゴールに入れば、何回でも連続して自分の手番を続けることができます。

勝利条件
①②を繰り返して、相手より先に自分の陣地のポケットから駒をすべてなくした方が勝利です。
マンカラシリーズ・拡張パックの種類と選び方
マンカラは基本的に2人対戦ですが、公益財団法人日本レクリエーション協会が制作している「マンカラ・パーティー」では同時に4人対戦が可能です。
また幻冬舎から販売されている「マンカラ・カラハ ファミリー」は2人対戦だけでなく3人対戦、4人対戦も可能です。
マンカラ攻略のコツ・ポイント
相手がリーチをかけたら邪魔しにいく
まずは基本的な鉄則ですが、相手がリーチをかけたら必ず邪魔しにいきましょう。相手があと一手であがるのであれば、自分の駒を相手の陣地に送ってターン数を稼がなければなりません。
下図の場合、相手はリーチがかかっています(左から3番目→2番目→1番目の順にポケットを選ぶと連続して手番を行なうことができるため、次の一手であがってしまいます)。

そしてマンカラ攻略のポイントは、自分の陣地の左端と右端のポケットの使い方にあるかもしれません。
左端のポケットにある駒は早めに移動させる
左端のポケットにある駒は自分の陣地からなくすまでに時間がかかります。特にこのポケットに駒が1個しかない状態は弱く、相手の陣地に邪魔しにいくこともできないうえ、ゴールまでターン数を使っている間に相手陣地から駒が送られてきたりと、足手まといになりやすいです。
またこのポケットに駒が溜まっている状態も弱く、自分の陣地に駒が散らばるだけです。
いずれの場合でも、なるべく早めに移動させておくのが良いかもしれません。
右端のポケットは攻守で使い分ける
右端のポケットの使い方は重要です。というのも攻守ともに役割を発揮することができるからです。
駒を1個残せば連続で手番を行なうのに役立ちます。また駒を溜めておいても一手で消せるうえ、相手の陣地へ邪魔しにいくのに使うことができます。ただし駒を溜めすぎると、1周以上して自分の陣地にまで駒が落ちてくるので気を付けましょう。
マンカラは、相手を邪魔できなくなると不利になる傾向があるので、右端のポケットには常に1個以上駒を入れておいて、攻守どちらかの役割を持たせておくと安心です。
マンカラをオンラインでプレーする方法
ウェブサービス(PC/スマホ)
マンカラはウェブで無料で遊ぶことができます。
アプリ(スマホ)
マンカラはGoogle PlayやApp Storeでアプリが公開されています。
マンカラのレビュー
マンカラはシンプルなルールでビジュアルも分かりやすいゲームなので、幅広い年代が楽しむことができます。運要素や先攻・後攻による有利不利がほとんどないため、子どもの知育玩具として児童館などで取り入れられているところは多く、大人でもやりこむと奥深さを感じられます。
手番を重ねるごとに確実に駒が減っていくので、場が膠着しないこともこのゲームの良い点の一つです。
遊び方の自由度も高く、ポケットと駒の数を変えたり、自分のゴールに多く駒を入れた方が勝ちとするなど、ルールをアレンジすることも容易です。
さらに、ゲームで使う道具を準備するハードルも低めです。トランプの裏表を使ったり、おはじきやビー玉、折り紙などで簡単に代用できます。より原始的に、地面に枠を書いて石を使うだけでも遊ぶことができます。
長く受け継がれるだけのことはある、魅力のたくさんつまったボードゲームです。
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